足尾銅山閉山50年 22日に産業遺産講演会 日光市など、保存活用推進で

日光市役所

 足尾銅山の産業遺産の保存活用推進事業の一環として、日光市と同市教委は22日、同市足尾公民館で産業遺産講演会を開催する。かつて足尾銅山を経営した古河機械金属(当時古河鉱業)の監事環境安全統括部長の久能正之(くのうまさゆき)さんが講師を務める。

 1973年に足尾銅山が閉山して今年で50年。現在、同市足尾町掛水では2025年5月に開館を予定する「足尾銅山記念館」の建設が進んでいる。

 同社足尾事業所長を担ったこともある久能さんは「THE ASHIO NEW PROJECT-過去に学び、未来を創る-」と題して講演。閉山後の地域振興のほか、記念館などに関して話す。

 午後2〜4時。入場無料。定員は50人で、当日に会場で受け付ける。(問)同市教委文化財課0288.25.3200。

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