J2で13位の仙台が伊藤彰監督の退任を発表。後任は浦和で2017年にACLを制覇した堀孝史氏が監督就任

J2ベガルタ仙台が13日、伊藤彰監督の退任を発表し、合わせて後任はコーチを務めていた堀孝史氏が監督就任すると発表した。

昨季からJ2仙台の指揮を執る伊藤彰監督は、直近リーグ戦6試合勝ちなし(2分け6敗)と苦境に立たされていた。

今月1日に開催されたライバルのモンテディオ山形とのみちのくダービーでは1-4とリーグ戦13年ぶりの敗北を喫するなど低迷。

今季13位の仙台はJ1昇格プレーオフ圏内の6位清水エスパルスとの勝ち点差は9と、J1復帰を目指すチームに暗雲が漂う状況だ。

伊藤監督は

このたび、ベガルタ仙台の監督を退任することになりました。2022年の残り8試合から約1年間、良いときも苦しいときもありましたが、常にチーム一丸となって戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、力強く後押ししてくださった、ファン、サポーター、どんな時でも心強いサポート、温かい応援をしてくださったベガルタファミリーの方々に深く感謝申し上げます。

今シーズン積み上げてきた成果を残りの試合、ベガルタファミリーのみなさんにお見せしたい、一緒に喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念ではありますが、この後のハーフシーズン、チームがさらなる高みにいくこと、そして今シーズンの目的である優勝、J1昇格を信じております。

1年間、本当にありがとうございました。

とコメントした。

後任はアジア制覇に導いた指揮官

後任監督はトップチームでコーチを務めていた堀孝史氏が就任する。

堀監督は2017年に浦和をアジアチャンピオンズリーグ優勝に導いた実績がある。浦和ユース監督時代は元日本代表MF原口元気を指導した育成力にも定評がある。

堀監督は

伊藤彰監督の後を受け、チームの指揮を執ることといたしました。今シーズン、コーチとして同監督と共に歩んできた身として責任を感じていますが、シーズンはまだ終わっておりません。J1昇格に向かって選手、スタッフ共に全力で戦います。

ベガルタ仙台に関わるみなさまの応援、声援、支援に感謝しています。引き続き共に戦ってください。よろしくお願いいたします。

とコメントした。

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仙台は16日午後7時にアウェーでツエーゲン金沢と対戦する。

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