「与一西瓜」が収穫シーズン 甘く良質 15日からすいか祭りも 大田原

出荷の準備を終え、積み上げた「与一西瓜」を点検する生産者ら=13日午前11時30分、大田原市藤沢

 栃木県大田原市佐久山地区の地域ブランド「与一西瓜」が収穫シーズンを迎えている。完全露地栽培で、糖度の高さやみずみずしさが特長。同地区の農家3軒が生産している。

 同市藤沢、高橋博幸(たかはしひろゆき)さん(52)方では3ヘクタールで作付け。13日は高橋さんら8人が収穫や出荷作業を手分けして行った。8〜10キロになる大玉をリレー方式で軽トラックに積み込み、作業場で与一西瓜のシールを貼るなどした。

 雨の影響を大きく受けることなく、形、味とも良質なスイカに育ち、糖度も13〜14度になる。生産農家が減少する中、高橋さんは「できる限り、与一西瓜をみなさんに伝え続けたい」と話した。

 同市南金丸の道の駅那須与一の郷は15〜17日、与一西瓜を販売する「与一すいか祭り」を開くほか、市内の一部直売所も販売する。

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