ドラフト注目選手も… JR西日本野球部 15日に都市対抗野球 初戦 元鯉戦士の山崎隆造 臨時コーチ「間違いなく たくましくなっている」

14日(金)に開幕する第94回都市対抗野球大会に2年連続6度目の出場を果たすJR西日本。去年のベスト8から、さらなる飛躍を目指すチームについて、チームの臨時コーチを務めるRCC野球解説者の 山崎隆造 さんに戦力を分析してもらいました。

JR西日本 山崎隆造 臨時コーチ(RCC野球解説者)
「いいところで一歩のところで敗れていましたが、2年連続というところで意気は上がっていますよ。非常にいい雰囲気ですね」

山崎さんが臨時コーチを務めて8年目のことし、都市対抗2次予選の初戦に敗れたピンチから敗者復活戦で4連勝。みごとチームは、第2代表の座を勝ち取りました。

JR西日本 田村亮 監督
「もう負けられないという状況になりましたけど、そこから4連勝で代表権を取れたというのは、チームとしての粘り強さが身についてきたのかなと実感できる予選だったと思う」

山崎隆造 臨時コーチ
「間違いなく、たくましくなっている。投打のバランスがよくなってきたということでもある」

田村亮 監督
「石黒と大畑というところは、ことしは去年の経験を踏まえて相手のバッターと しっかり勝負できるようになってきたと感じる」

ドラフト候補の1人、エースの 石黒佑弥 は、体幹を鍛えて、球速を最速152キロまで伸ばし、今シーズンからカットボールにも自信を見せています。

JR西日本 石黒佑弥 投手
「都市対抗本戦で結果を出さないといけないと思っているので、もう1~2個レベルアップして、なんとかチームの勝利に貢献できるよう全力で腕を振って投げ切ろうと思っています」

もう1人のドラフト候補・大畑理暉(りき)も150キロ近いストレートに磨きをかけ、調子を上げてきました。

JR西日本 大畑理暉 投手
「本戦に出たというのが自信になって、それから強いチームに投げて、強いチームに通用する球と分かってきたので、ブルペンの質も上がってきたのかなと。まず、結果を求めて、その先でプロに行けるように、まずはチームのために自分のピッチングをやろうと思います」

そして、ムードメーカーで2年目の 花村凌 。

田村亮 監督
「花村が先発で投げられるようになったのもチームとして非常に大きかったと」

JR西日本 花村凌 投手
「ちっちゃいですけど、マウンドに上がったら関係ないので、マウンドでは大きく見せるようにしています。オーラで」

一方、打線は、故障明けの選手も加わり、厚みを増してきました。

JR西日本 山崎隆造 臨時コーチ(RCC野球解説者)
「打線の方も粘りが出てきて、強さが出てきたんじゃないかと思う。得点源は 田村強 。彼がやはり打ってくれないといけないし」

8年連続で4番を務める 田村強 。

JR西日本 田村強 内野手
「いい選手がたくさんいるので、そこの大きな壁になれるように、まだ負けられないので自分も競争しながらがんばっていきたい」

山崎さんも注目する新庄高校出身の4年目・土居拓海 。長打を狙いすぎて、調子を落としていましたが、予選では3割を打ち、復調してきました。

JR西日本 土居拓海 内野手
「(山崎)隆造さんはインパクトの力を出すところをひたすら言われていて、そこを意識しながら、ずっとやっていますね」

山崎さんが、外野守備の基礎から徹底的に教え込んできたのが、3年目の 戸田航史 です。

JR西日本 戸田航史 外野手
「バッティングのときのタイミングのとり方が自分はあんまり上手じゃなくて、それを隆造さんに指導していただいている最中なので、都市対抗でしっかりと発揮できるようにやっていきたいと思います」

山崎隆造 臨時コーチ
「(戸田は)練習では出せなかった部分を試合では出せるという不思議な選手」

JR西日本 田村亮 監督
「日本一というのを目標として、ずっとやって、そこにチャレンジしていくという姿を見ていただければいいかなと思います」

山崎隆造 臨時コーチ
「あわよくば日本一と」

― JR西日本の都市対抗初戦は、15日の第1試合。関西代表のパナソニックと対戦します。3度達成したベスト8を超える、ベスト4以上を期待しましょう。

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