福岡9区公募、大家氏に 自民県連、分裂の公算大

大家敏志氏

 自民党福岡県連は13日、次期衆院選福岡9区の公認候補予定者となる支部長候補を公募した結果、大家敏志参院議員(55)=福岡選挙区、当選3回=を選出した。近く、党本部に申請する。公募に応じた北九州市議の三原朝利氏(45)は無所属で出馬する意向を否定しておらず、保守分裂の公算が大きくなった。

 9区を含む北九州市では、2月の市長選で三原氏が支援する現市長が、自民推薦候補を破った経緯があり、しこりが残っている。県連は、透明性を確保して分裂を避けるため支部の党員投票を実施。結果は大家氏が1703票、三原氏が362票で、大家氏を支部長候補と決めた。

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