科学園で腸道微生物国際フォーラム

香港科学園の高錕会議中心で7月15日、第4回腸道微生物国際フォーラムが開催される。主催者は香港腸道微生物組学会、温州医科大学精神医学学院公共精神健康中心。ヒトの腸内には約100兆個の菌(腸内細菌)がいるといわれている。これらの細菌は種類ごとに集団を形成しながら住み着いている(腸内フローラ)。腸内には人にとって良い働きをする有用菌(ビフィズス菌や乳酸捍菌)だけでなく、発がん物質や毒素を作ったり、腸内腐敗をおこしたりする有害菌(ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌毒性株、バクテロイデス菌毒性株など)も住んでいる。このように有用菌と有害菌、さらに中間的な菌が微妙な関係を持ちながら、腸内フローラが形成されており、健康を維持するためにはより良いバランスを保つ(有用菌を優勢にする)ことが重要になる。フォーラムでは国家呼吸系統疾病臨床医学研究中心の孫宝清・副主任、香港中文大学中医学院の林志秀・院長、香港中文大学生物医学院の徐国栄・副院長らを招き、腸内フローラに関する最新の健康管理と医療への応用について報告する。詳細は以下のURLを参照。

第四届肠道微生物国际研讨会

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