佐世保商業高で「マルシェ」開催 企業家目指し、生徒が仕入れや販売に挑戦

マーケティングコースの生徒が商品を仕入れて販売した「SASHOマルシェ」=佐世保市、佐世保商業高

 長崎県佐世保市吉岡町の県立佐世保商業高(平山政一校長、508人)の生徒による販売実習「SASHOマルシェ」が10、11の両日、同校であった。生徒が仕入れた商品を保護者や地域住民らを対象に販売。9月以降も定期的に開催する。
 情報マーケティング科マーケティングコースの「ミライの企業家育成プロジェクト」の一環で、昨年度から実施。本年度は3年生35人が取り組んでいる。
 演習室を店舗に見立て、ディスプレーにも工夫。県北を中心にした7企業、団体から仕入れた商品を並べた。北松農業高の花き類や加工品、ぷるたま工房のプリン、同校への留学生を縁にしたタイからの輸入食品などをそろえた。
 百武萌愛(もあ)さん(17)は「取引先とのアポ、海外からの直輸入などいい経験になる。商談には天候も左右し、臨機応変に対応することが必要。商品の魅力を理解し、お客さまが安心できる商品を提供したい」と活動に張り切っている。
 9月以降、来年1月まで週1回の販売実習を予定。同校のホームページなどで日程などを紹介し、来場を呼びかけていく。

© 株式会社長崎新聞社