三原市本郷町にある産業廃棄物の最終処分場をめぐって、広島地裁が今月4日、広島県の設置許可の取り消しを命じた判決について、県は判決を不服として14日、広島高裁に控訴したと発表しました。
発表によりますと、控訴の理由について県は、「判決では許可基準の審査の過程で看過しがたい過誤、欠落があったとされている。県としては法令に則り、適正に審査したものと考えていて、容認しがたいことから弁護士と協議の上、控訴することとした」としています。
湯崎知事は、「地域住民の皆様の生活環境への影響に対する懸念は重く受け止めており、引き続き、廃棄物処理法に基づき、最終処分場への監視指導を徹底してまいります」とコメントしています。