三原市の産廃処分場 設置許可取り消し判決 県が控訴 広島

三原市の産業廃棄物処分場をめぐり、広島地裁が設置許可の取り消しを命じた裁判で県は「判決を容認しがたい」として控訴しました。

この裁判は三原市の「本郷処分場」で排水などにより水源が汚染されることを懸念した三原市と竹原市の住民が県に設置許可の取り消しを求めていたものです。

広島地裁は「調査や審査には看過しがたい過誤、欠落がある」として県に対し設置許可を取り消す判決を出していました。

この判決に対し県は「法令にのっとり適正に審査したものと考えており容認しがたい」と14日に控訴しました。

三原市の本郷処分場は運営する業者により産業廃棄物の搬入などがありましたが、県の水質調査で汚れを示す指標が法定基準値の2.5倍だったため県が行政指導するなど問題となっています。

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