なでしこジャパン、女子W杯の壮行試合でパナマに完勝!長谷川唯が2ゴール1アシストの大活躍

なでしこジャパンは14日、女子ワールドカップ2023の壮行試合「MS&ADカップ2023」でパナマと対戦し、5-0の完勝を収めた。

長く4-4-2をベースにしてきた日本だが、池田太監督のもとで3-4-2-1へシフト。キャプテンの熊谷紗希を中心としてDFラインに人数をかけるとともに、小柄な選手が多い前線は攻守において良い距離感を保ちやすい形にした。

最初にスコアを動かしたのはそんな新システムにおけるキープレーヤーの一人、右ウィングバックの清水梨紗だった。

序盤からボールを支配したものの先制することができなかった日本だが、33分、長谷川唯のサイドチェンジから清水。中央が間に合っていないと見るや、ダイレクトでのループシュートに切り替え、見事にパナマゴールを破ってみせた。

37分には、中盤から飛び出した長谷川へ田中美南が完璧なスルーパス。これを長谷川が鮮やかに決め、日本が前半で2点のリードを奪う。

後半、日本はさらに前から圧力をかけると、60分に宮澤ひなたが左サイドを突破。ラストパスを藤野あおばが落ち着いて沈め、嬉しい代表初ゴールを記録した。

その1分後には、長谷川の放ったミドルシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれ、決定的な4点目が生まれている。

その後もチャンスを作り続け、後半アディショナルタイムには南萌華がダメ押しの5点目を決めた日本。仙台の地で今大会がワールドカップ初出場となるパナマを圧倒してみせた。

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なでしこジャパンはこの後ニュージーランドへ渡り、22日(土)にザンビアとの初戦を迎える。

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