福井の人気ソースカツ丼店「ふくしん」7月末で閉店 夫亡くした後も店守り続けた妻、創業50年の節目に…惜しむファンが連日行列

満席の店内でソースカツ丼を運ぶ橋爪さん(右)=福井県福井市高木中央1丁目のレストランふくしん

 福井名物ソースカツ丼の人気店「レストランふくしん」(福井県福井市高木中央1丁目)が、創業50年を区切りに7月末で閉店する。ふたを閉じられないほどカツを重ねた圧巻のボリュームで、市民や観光客の空腹を満たしてきた。長く親しまれた味を惜しみ、連日行列ができている。

 ふくしんは、1973年に故橋爪真一さんと妻の節子さん(72)が開いた。節子さんは「こだわりのソースと肉、きめ細かいパン粉。この3拍子でおいしくなる」と話す。

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