朝ドラ・倉木が渡した100円に、SNS感動「すごい脚本」

土佐の造り酒屋で跡取り息子として育てられた主人公が、草花の魅力を知り植物学の道へと進む連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。7月14日放送の第75回では、万太郎たちの研究が佳境となり、新種の植物に「ヤマトグサ」と名づけるシーンが描かれた(以下ネタバレあり)。

倉木夫妻(大東駿介、成海璃子)からあるものを受け取る万太郎(神木隆之介)、寿恵子(浜辺美波)(C)NHK

植物学教室の講師・大窪(今野浩喜)との共同研究の末、ついに新種の植物を発見する万太郎(神木隆之介)。研究と並行し図譜作りにも励む万太郎を支えるため、寿恵子(浜辺美波)は自身の持ち物を質屋に持ち込む。

そんな万太郎たちのもとに、長屋の住人である倉木(大東駿介)とえい(成海璃子)が訪れ、図譜発行のためにと大金である100円を渡す。周囲の支えもあり、万太郎たちの植物学雑誌と図譜はついに完成。万太郎は発見した植物を「ヤマトグサ」と名づけるのだった。

今回の放送では、「お前が戦うために、その金を渡すんだ」「俺は万太郎に救われた」と、倉木が万太郎に100円を渡したシーンが話題に。

万太郎が上京した当時、荒んだ日々を送っていた倉木が万太郎から巻き上げた100円をそのまま返したことが回想シーンで流れ、SNSでは「倉木さん、あの100円を大事にお守りにしてきたんだね」「しかし今日はもう積み重ねが花開いたとしか言えない構成で泣けてしまったなぁ」「こう繋がってるんや! 伏線回収ってヤツか? ホントにいい脚本だ」など、意外な展開に感嘆する人が続出していた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。7月17日放送の第76回では、田邊教授(要潤)が発表の準備をしていた植物を、伊藤孝光(落合モトキ)が先に発表してしまう。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

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