おいしさも栄養も追及! 女子栄養大生が考案の「すこやかTODA弁当」4種 18日から市内で限定販売

女子栄養大の(右から)林芙美栄養学部准教授、石井あかねさん、鈴木向日葵さん、大学院生の千葉由美子さん、松尾真子さん=11日、埼玉県戸田市役所

 埼玉県坂戸市などに校舎を持つ女子栄養大の学生が考案した「すこやかTODA弁当」が戸田市内2店舗で発売されるのを前に、学生らが11日、戸田市役所を訪れ、弁当の完成を菅原文仁市長らに報告した。

 市が今年度取り組む、子どもから高齢者までが幅広い健康づくりを目指す「100年健康プロジェクト」の一環。3月に包括連携協定を締結した同大学生が考案した。

 今回販売される弁当は「2種のから揚げ(焼肉&カレー)弁当」「黒酢&チリソースのもちもち玄米ハンバーグ弁当」「ごろごろ野菜のラタトゥイユハンバーグ弁当」「風味豊かな魚のフライ弁当」の4種類。栄養バランスとおいしさを追求した弁当を通じ、市民の食への関心を向上させ、食生活の改善を促す。

 完成お披露目会では考案した学生がそれぞれの弁当のコンセプトや献立、工夫した点などを説明。同大栄養学部食生態学研究室の林芙美准教授は「食べて健康になれる弁当として考案した。健康への関心がある人だけでなく、『おいしそう』と興味をもっていただき、ご家庭で再現していただければ」と話した。

 弁当は18日から、同市新曽の「おむすびcafeころりん」で火、金曜日に、20日からは同市新曽の「Kiteya Kitchen」で月、木曜日に、それぞれ1日10食を限定販売する。10月末まで。価格は使用する材料に変動があるため調整中としている。

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