【小山】宮本町1丁目の須賀神社の例大祭「祇園祭」で、幕開けとなる神事「例大祭式」とみこしの遷霊祭が14日、同神社で行われた。今年は4年ぶりの本格開催となり、最大の見どころとなる連合みこしの練り歩きは16日午後3時から、同神社参道周辺で行う。新たに造営した「令和神輿(みこし)」が初めて登場する。
式には氏子など関係者約50人が出席。沼部博成(ぬまべひろなり)宮司(50)らが神事を行った。降雨のため、その後予定された令和神輿や女神輿への遷霊は神職のみで行った。
沼部宮司は「市民の心をつかむ盛大な祭りとして再興したい。さらに参加したいと思う人が増えるよう、来年の布石にもしたい」とあいさつした。
各町内のみこしの遷霊祭も同神社で行われ、各町内会の役員らが続々と子どもみこしなどを持ち込んだ。神職によるみたま入れを済ませると、「須賀神社キミョーチョーライ(帰命頂礼)」「ナム(南無)」などと唱え、表情を引き締めていた。