八幡平市が「宅地バンク」 購入希望者らに発信

 八幡平市は今月、住宅を建築できる市内の宅地情報をまとめ、購入希望者らに発信する「宅地バンク」制度を始めた。若い世代の近隣市への転出や、宅地を探す移住希望者の相談に対応できていないなどの課題解決が目的。広く周知し、移住定住者の増加につなげる。

 宅地を売りたい所有者に登録してもらい、購入希望者に紹介する制度。市が仲介役を担い、登録の手続きや相談を受け付ける。市内の宅地建物取引業者とも協定を結び、売買手続きを支援する。

 契約は売買のみで賃貸は不可。宅地情報は市のホームページや全国版空き家・空き地バンクなどに随時掲載する。市内の宅地の1%ほどとなる10件を年間の登録目標に掲げる。

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