「受け子」兼「出し子」とみられる18歳の男 3回目の逮捕 79歳女性宅に警察官装い訪問か

ことし1月、警察官になりすまして、広島市内の高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、ATMから現金100万円を引き出して盗んだとして、18歳の男が逮捕されました。組織的な特殊詐欺の「受け子」および「出し子」と見られていて、今回で3回目の逮捕となります。

詐欺と窃盗(払い出し盗)の疑いで再逮捕されたのは、広島市安佐南区に住むアルバイトの18歳の男です。

警察によりますと、男は、ことし1月4日、警察官になりすまして、安佐北区内の79歳の女性の家を訪問し、キャッシュカード4枚をだまし取り、安佐南区内の金融機関で、そのうち2枚を使って、2回にわたって合わせて100万円を引き出して盗んだ疑いがもたれています。

この訪問の前には、男の仲間の別の者が、女性の家に、警察官になりすまして電話をかけ、「この辺りで詐欺が発生しています」「警察官を向かわせるので、キャッシュカードを渡して下さい」などうそを言っていたということです。

調べに対して男は容疑を認めていて、同様の詐欺の疑いで6月15日にも逮捕され(7月5日処分保留)、今月5日にも詐欺と窃盗の疑いで再逮捕(7月15日処分保留)されています。県警では、余罪や共犯関係について調べを進めています。

© 株式会社中国放送