バルセロナ退団噂のデスト、チャビ監督の言葉に奮起「僕はスタートラインよりも後ろ」

[写真:Getty Images]

アメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(22)がバルセロナ残留を望んでいる。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

2020年10月にアヤックスから加入したデスト。1年目のシーズンこそ右サイドバックまたは右ウイングバックの1番手として公式戦41試合に出場も、そのパフォーマンスには物足りなさが残り、ケガを繰り返した2年目を経て、昨シーズンは1年間のレンタル移籍でミランへと放出された。

ミランでの公式戦出場はわずか14試合となり、最後にピッチに立ったのは今年1月。ミランは買い取りオプションを行使することもできたが、バルセロナへ送り返す方針は早い段階で決めていたと報じられている。

失意の1年を過ごしたなか、バルセロナ帰還後も今夏の売却が濃厚と考えられている状況。一方で、バルセロナはアメリカへプレシーズンツアーに向かう予定となっており、現地メディア向けのリモート記者会見に臨んだデストは、この場で今夏のバルセロナ残留に自信を見せたという。

「毎日のトレーニングに全身全霊を注いでいるよ。僕の心はバルサにしかなく、来たる美しいシーズンを心の底から楽しみたいと考えている。全ては僕次第だけど、僕ならできるという確信もあるんだ」

また、チャビ・エルナンデス監督との会話も明かし、プレシーズンのアピール次第で残留のチャンスもあると踏んだようだ。

「監督は僕に対し、『キミはゼロからのスタートだ』と言った。つまり、僕は自分の資質を示さなくてはいけない。プレシーズンでは選手全員がゼロからのスタートと言ってもいいだろうけど、僕はスタートラインよりも後ろの立場だ…ベストを尽くし、チームに貢献したい」

© 株式会社シーソーゲーム