ジオウ・奥野壮が来阪、昭和~令和の仮面ライダーが夢の共演へ

特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」で主演を努めた俳優・奥野壮が7月14日、京阪電車・中之島駅でおこなわれた『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』の開催記念セレモニーに登場。昭和・平成・令和のヒーローが夢の共演を果たした。

奥野壮演じる『仮面ライダージオウ』と向かって左側の『仮面ライダー1号』、右側の『仮面ライダーギーツ』がそれぞれの変身ポーズを披露(7月14日・大阪市内)

現在「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)で開催中の同展は、1971年にテレビ放送が開始された『仮面ライダー』の歴代のヒーローや誕生秘話などを振りかえり、さまざまな角度からその魅力を紹介。それに合わせ、最寄りの「枚方公園駅」を走る京阪電鉄では、車両内の中吊り、額面ポスター、ドアステッカーがすべて『仮面ライダー』仕様の特別電車が期間限定で運行している。

奥野はセレモニー当日、抽選で当選したファンらに手を振りながら登場。2018〜19年にかけて「平成最後の仮面ライダー」として注目された『仮面ライダージオウ』を演じ、「僕が演じたのは5年ほど前ですが、こういった形で再び『仮面ライダー』に携われるのは光栄」と笑顔をみせた。

大阪・寝屋川市出身であることから「地元大阪で仕事ができるのが嬉しい」と語り、同展開催地の「ひらかたパーク」については、「夏はプール、冬はジェットコースターと幼少期は楽しんでいました」と思い出の場所であることを明かした。

セレモニー終盤には、初代『仮面ライダー1号』と最新の『仮面ライダーギーツ』がサプライズで駆けつけ、昭和・平成・令和のヒーローが夢の共演を果たす場面も。奥野がまず1号へ「こんにちは、先輩! お世話になっています」と挨拶すると、1号が奥野の肩をたたく仕草を。続いて『仮面ライダーギーツ』へは「こんにちは、後輩!」と声をかけ、ギーツが礼儀正しくお辞儀すると、会場に笑いが起きた。

自身の演じた『仮面ライダージオウ』の『THE仮面ライダー展記念ヘッドマーク』にサインを入れた(7月14日・大阪市内)

「今回の仮面ライダー展は、今までの歴史が感じられる壮大なイベント。京阪電車を使ってひらパーにぜひ来てほしい」と同展をアピール。最後は『仮面ライダージオウ』の決めゼリフ「なんか行ける気がする」になぞらえて、「なんか来てくれる気がする!」とガッツポーズしてトークショーを締めくくった。

同展は9月3日まで。時間は朝10時から夕方5時(最終入場は夕方4時)。チケットは、おとな前売券2100円ほか。

取材・文・写真/宮口佑香

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