「ザ・セカンド」王者ギャロップ、初の全国にライバルらゲスト

5月におこなわれた、結成16年以上の漫才師のための賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』で初代王者となったコンビ・ギャロップ。7月29日にスタートする全国ツアーの記者発表が13日におこなわれ、2人が意気込みを語った。

初の全国ツアーをおこなうギャロップ(左から林健、毛利大亮)(7月13日・大阪市内)

初の全国ツアーについて毛利大亮は、「結成20周年なので元々ツアーをやろうと言っていたんですが、ザ・セカンドを獲らせていただいたことでバタバタと動きだしました。腰が重いコンビなので、バーンと決まって良かったなというポジティブな感覚です」とコメント。

一方の林健は、「ザ・セカンドがあってくれて良かった。(グランプリファイナルに)出られると決まった時点で『ツアー近づいたかな』という感覚もあって、そもそもザ・セカンドがなかったら『ZAZA HOUSE』(大阪市中央区)で1回だけやってお茶を濁してたかも・・・。あ、『ZAZA HOUSE』のことは大好きです」と笑った。

今回のツアーでは、名古屋公演(7月29日/大須演芸場)に「ラフ次元」、福岡公演(8月12日/よしもと福岡大和ファンドラップ劇場)に「テンダラー」、京都公演(9月16日/よしもと祇園花月)に「囲碁将棋」、大阪公演(日程未定/NGK)に「マシンガンズ」と、ザ・セカンドで死闘を繰り広げた相手がゲスト。

それについて毛利は、「(囲碁将棋)文田に声をかけたら『僕らでいいんですか?』と喜んでくれたのが本当にうれしい。他事務所のマシンガンズさんがNGKに立つのも見ごたえがあると思う」と、見どころをアピールした。

集客の話になると、「人気があるコンビでないのは自覚をしている。『絶対に埋まるから今年やるんだ』ではなく、来年再来年やるよりは今年の方が目立った空席にはならないだろう、という僕なりのポジティブ。その最高形が『あ、埋まったな』だと思う」と謙遜したものの、「大阪・京都以外でやるのが初めてなので、どんな感じのお客さんが来てくれるのか」と期待を語った。

取材・文・写真/上地智

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