スーダン戦闘終結へ協力 米サウジ外相、電話会談

トラックに乗ってスーダンの首都ハルツームを離れる人たち=6月19日(AP=共同)

 【カイロ共同】ブリンケン米国務長官は14日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、アフリカ北東部スーダンで続く戦闘の終結に向けた協力を確認した。人道状況が悪化する中、米サウジはスーダン国民が必要とする支援をしていくと強調した。米国務省が発表した。

 戦闘は15日で開始から3カ月。米サウジは当事者のスーダン軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の交渉を仲介し、一時的な停戦合意を実現したが、何度も破られてきた。14日も首都ハルツーム近郊で大規模な軍事衝突が発生するなど、本格的な和平は見通せない状況だ。

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