往年の名車や個性的な旧車が古い街並みと共演する「第29回クラシックカークラブ青森ミーティングinこみせ」が16日、青森県黒石市中心部のこみせ通りなどで開かれた。東北地方や北海道、東京、神奈川など13都道県の旧車愛好者らの約200台がずらりと並び、多くの見物客たちの目をくぎ付けにした。
クラシックカークラブ青森(石岡賢一会長)と黒石商店街協同組合(寺山正幸理事長)が共催し29回目。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催。
会場には日産スカイラインやブルーバード、フェアレディZなど昭和の国産車をはじめ、アメ車やドイツ車などバラエティー豊かな旧車が結集。見物客は内装やエンジンルーム、下回りなどを興味深そうに眺めたり、オーナーと会話を楽しむなどしていた。
締めくくりは全車両によるパレード。エンジン音を鳴り響かせながら沿道に手を振り、街を後にした。
秋田県大館市の会社員、松下修也さん(33)は「古い車が好きだが、なかなか手が出せない。いろいろな車種が見られてよかった。こみせ通りに車がマッチしていた」と満足げ。石岡会長は「朝からすごい人だった。見に来てくれた人の喜ぶ顔が一番」と話した。