クイズやゲームでSDGs学ぶ タカラトミーが授業

ゲームやクイズを通してSDGsに理解を深めた姫城中生たち

 クイズやゲームで楽しくSDGsを学ぶ授業が10日、都城市・姫城中(島㟢善真理校長、317人)であった。教室とおもちゃメーカーのタカラトミー(東京)をオンラインで結び、1年生約120人が環境や貧困問題など持続可能な社会について考えた。
 同社が全国で展開する授業で、県内では初という。授業はSDGsの目標に沿って、講師が「二酸化炭素が増える原因は」「世界で学校に通えない子どもの数は」などと質問。生徒たちは真剣に考え、相談しながら答えを導き出していた。
 同社の製品「人生ゲーム」のマスを空白にしたものに、生徒が考えたSDGsの内容を埋める試みも。「ごみを分別すれば8千ドルもらう」「洗剤をたくさん使ったら5千ドル払う」などと次々と案を出していた。
 授業を受けた早田晃良さん(12)は「(SDGsが)ゲームで分かりやすい。電気を節約するなど普段から気を付けたい」と話していた。

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