初夏の味覚・ジュンサイの収穫量を競い合う「全日本天然ジュンサイ摘み採り選手権大会」が16日、村山市の大谷地沼(通称じゅんさい沼)で開かれた。若芽の食感に魅了されたファンが箱舟に乗り、高級食材をたっぷりと摘み取った。
県内外からの45人が参加し、1時間でどれだけ摘み取れるかに挑んだ。当初は慣れない箱舟の操船に戸惑いながらも、懸命に水中に手を伸ばし、みずみずしい若芽を収穫していた。2度目の参加という同市楯岡新町4丁目、会社員五十嵐勇人さん(32)は「上出来。ゆでてポン酢をかけて食べたい」と笑みを浮かべた。
ジュンサイに関心を持ってもらい、PRのほか減っている収穫する人の確保につなげようと、「大高根じゅん菜採取」(同市、西川孝士社長)が主催し、2回目。