内川沿いで飲食、音楽 川の駅新湊でイベント、定期開催へ

内川沿いで飲食を楽しむ来場者=射水市の川の駅新湊前

  ●「日本のベニス」盛り上げ

 射水市立町の「川の駅新湊」が29日から、「日本のベニス」の愛称で知られる内川沿いで、飲食や音楽を楽しむイベントの定期開催を始める。地元の飲食店などが商品を販売できる場にする。月に1回、週末に実施することで地域活性化につなげ、住民や観光客が内川の魅力を再発見するきっかけにする。

 川の駅新湊の指定管理者である新湊観光船(射水市)では4月から、内川に停留する座敷船を毎週末に「ボートカフェ」として開放し、観光客や住民の憩いの場とする取り組みを行っている。

 7日夜には川の駅新湊周辺で、飲食を楽しみながら交流する「水辺で乾杯」が行われ、参加した市議や県議らが漫才を披露するなど盛り上がりを見せた。参加人数は300人を上回り、内川を見ながら飲食やミニライブを楽しんだ。

 川の駅新湊は、このイベントがにぎわい、定期開催を求める声があったことを受け、毎月開催することにした。初回は新湊地区を中心に受け継がれている盆踊り「のじた踊り」に合わせ、29日と8月11日に開催する。

 今後はイベントの主催者などを募っていく予定で、川の駅が全面的にサポートする。新湊観光船の木村広専務は「将来的には、川の駅新湊周辺だけではなく、内川沿い一帯が盛り上がるような活動にしていきたい」と意気込んだ。

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