主役は子ども、港町笑顔 七尾港まつり開幕、初イベント

ミニ奉燈を担ぐ児童=七尾市府中町

  ●躍動、ステージやミニ奉燈担ぎ

 第82回七尾港まつり(同実行委主催、北國新聞社共催)は15日、七尾市内で、4年ぶりに2日間の日程で開幕した。初日は市中心部の御祓川大通り特設広場で、初となる「子どもイベント」が行われ、市内の小学生から高校生が躍動感あふれるステージを繰り広げた。夜には約千人がちょうちん行列で大通りを歩き、港町の熱気を高めた。

 子どもイベントには、9団体約500人が出演し、ダンスや太鼓の演奏で会場を盛り上げた。石崎小の児童は、8月5日に行われる「石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)」を再現し、ミニ奉燈を担いで太鼓や鉦(かね)を鳴らした。チアダンスを披露した岡美咲さん(田鶴浜小4年)は「人が多くて緊張したけど、ダンスをはきはき踊れてよかった」とほおを緩めた。

 子どもちょうちん行列では参加者が赤や黄、緑色の明かりを手に、七尾のシンボルロードである御祓川大通り沿いを周回した。

 イベント実行委員長の宮下幸一さん(43)は「保護者がたくさん来てくれて大盛況だった。来年は規模を広げて、もっとにぎわうようにしたい」と話した。

  ●16日は北國花火

 2日目の16日は午後8時半から「北國花火七尾大会」(北國新聞社主催)が、七尾港府中埠頭(ふとう)付近で行われる。

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