データ入力、清掃競う 水戸で茨城県障害者技能競技大会 8部門87人

県障害者技能競技大会で「パソコンデータ入力」を競う参加者=水戸市水府町

障害がある人の職業能力向上を目指す「茨城県障害者技能競技大会」が15、16の両日、水戸市水府町の県職業人材育成センターで開かれた。データ入力の正確性を競う「パソコンデータ入力」など8部門があり、県内の特別支援学校高等部の生徒や社会人ら計87人が技能を競い合った。各部門の優勝者は11月18日に愛知県で行われる「全国障害者技能競技大会」へ出場する。

大会は障害・求職者雇用支援機構茨城支部と県が主催。52回目を迎えた今年は、新種目として撮影技術や構成力を競い合う「写真撮影」が加えられた。

大会2日目の16日は「パソコンデータ入力」のほか、清掃技術などを競う「ビル・クリーニング」や事務の技能を測る「オフィスアシスタント」の3競技が実施された。

ビル・クリーニング部門には23人が出場。会場内に設けられた模擬オフィスで、1人9分の持ち時間でモップを使った床の清掃技術を競い合った。参加したプロテリアルハロー茨城事業課(日立市)の社員、小出郁弥さん(18)は「毎日練習してきた。細かなところは反省点があり、6、7割の出来」と話した。

結果は18日午後3時、障害・求職者雇用支援機構茨城支部のホームページで発表される。

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