波佐見町がグランプリ 景観、食、温泉楽しむ「ガストロノミーウォーキング」2022年

満開の桜並木を散策する参加者=波佐見町田ノ頭郷(昨年4月2日)

 「めぐる、たべる、つかる」を合言葉に、景観や食、温泉などを楽しむ「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」の2022年グランプリに東彼波佐見町が選ばれた。コース内の桜並木や、休憩ポイントの振る舞い食が好評で、参加者満足度は全国2位。リピーターも多く、波佐見のファンを増やしたことが評価された。
 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(東京)が16年から提唱する有料のウオーキング大会。昨年度は全国37カ所で開かれた。コロナ禍で2年連続で表彰を取りやめたため、大分、秋田、鳥取の自治体と共に選出された。
 波佐見では19年に始まり今年で5回目。昨年は4月2日に開かれ、満開の「桜づつみ河川公園」など約10キロを250人が散策した。9カ所の休憩ポイントでは、米粉アイスや押しずし、長崎和牛を振る舞い、波佐見焼の器で地酒も提供した。ゴール後は、はさみ温泉を楽しんでもらった。住民や町職員、県立波佐見高生ら150人が大会を支えた。
 3日、前川芳徳町長と松下和徳町観光協会長が東京で同機構の涌井史郎会長から賞状を受け取った。町の担当者は取材に「地域の方々の協力がなければなしえなかった。一体となったホスピタリティーが参加者の高い満足度につながった」と感謝の言葉を述べた。
 昨年11月に大会を開いた雲仙温泉は特別賞にあたるガストロノミー賞に選ばれた。

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