「甘いのや酸っぱいのとかいろんな味」 滋賀・米原でブルーベリー狩り体験学習

熟したブルーベリーの実を摘み取って食べる児童たち(米原市杉沢・ブルーベリーガーデン伊吹)

 滋賀県米原市杉沢の春照小の1年生22人がこのほど、近くの観光農園「ブルーベリーガーデン伊吹」で収穫の体験学習を行った。紫色に完熟した多彩な品種の実を存分に味わった。

 同園は2019年にオープン。約3千平方メートルの敷地に43品種、約900本を養液ポットで栽培している。今季は6月17日にブルーベリー狩りが始まった。

 体験学習は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」へ移行したのを受け、ブルーベリーの栽培方法や本来の味を知ってもらおうと、同小の生活科の授業を活用して11日に初めて実施した。

 児童たちは、オーナーの土川博司さん(59)からブルーベリーがスズランのような花を咲かせ房になって実ることや、おいしい実の見分け方などを教わり、実を摘み取って食べた。甘みと酸味のバランスが良く皮の薄いハイブッシュ系の「チャンドラー」「レガシー」など17品種を味わった。参加した児童(7)は「甘いのや酸っぱいのとかいろんな味を楽しめた。おいしかった」と話した。

 ブルーベリー狩りの営業は8月27日まで。火、木曜休み。予約が必要。

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