高千穂”4代目”上野人Tシャツ 地元で定着

デザインを一新した「上野人Tシャツ」

 宮崎県高千穂町・上野地区の一体感を高めようと「上野人」の文字が入ったオリジナルTシャツ作りを続けている上野小中PTA(安在直会長)は今年、デザインを3年ぶりに一新した。購入した子どもたちが、普段着や部活の練習着として学校で着用するなど、地元ですっかり定着。地区のPRにも一役買っている。
 上野人Tシャツは2010年に製作を始め、在校生や保護者、職員に毎年販売してきた。数年おきにリニューアルし、今回のデザインは”4代目”。
 前面は無地で、背面は「上野人」の横書きに加え、運動場から望むことができ「上野のシンボル的存在」(同PTA)という山「三(みつ)尖(とぎり)」の絵と校章を入れた。黒やターコイズブルー、オリーブ色など5色を用意。両校の児童生徒78人のほぼ全員が購入し、7日の参観日に合わせて受け渡しがあった。
 購入した4年の佐藤千駿君(9)は「デザインがかっこいい。学校の日に着たい」と笑顔。製作に携わった同PTA前総務部長の佐藤玲史さん(46)は「上野で育った子どもたちの郷土愛を育むことにつながればうれしい」と話していた。

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