パリ五輪、開会式の運営テスト セーヌ川で万全の警備強調

パリ五輪開会式の運営テストで、パリ中心部のセーヌ川を進む船団=17日(共同)

 【パリ共同】パリ五輪の大会組織委員会は17日、来年7月26日にパリ中心部のセーヌ川で実施する開会式の運営テストを行った。本番では約160隻の船で「入場行進」する計画だが、今回は各国・地域の選手たちが乗ることを想定した約40の船団が晴天の下で水面を進んだ。

 約6キロの区間の終着点となるエッフェル塔近くのイエナ橋周辺では、居合わせた人々がスマートフォンで撮影する姿もあった。

 組織委によると、開会式を競技場外で行うのは夏季五輪で初めて。テロなどの危険性も懸念されるが、この日は橋やその周辺で動員された警備担当者が朝から目を光らせた。

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