名門セルティック、2000年代「最高に美しいユニフォーム」7選

ジャパンツアーで来日し、Jリーグの横浜F・マリノス、ガンバ大阪と対戦するスコットランド王者セルティックFC。

日本人選手も数多く在籍するこの名門クラブのユニフォームといえば、緑と白のボーダー柄(フープス)。だが、あまり目立たないがそれ以外にも素晴らしいデザインが存在する。

ここでは数多いセルティックの美しきユニフォームから、2000年代最高の7着を選んだのでご紹介したい。

2012-13 ホーム

セルティック 2012-13 Nike ホーム ユニフォーム

クラブ創設125周年を記念した史上最も細いボーダーデザインのユニフォーム。

エンブレムは特別な装飾を施し、レトロ感を高めるクルーネックを採用。胸スポンサー「TENNENT'S」はクラブの歴史に敬意を表し、サイズを変えてエンブレム下に移動している。

2003-04 アウェイ

セルティック 2003-04 Umbro アウェイ ユニフォーム

いくつか存在するセルティックのブラックカラーのユニフォーム。その中で最も美しいと称賛されるのが03-04モデルだ。

Umbroのデザインセンスが光り輝く一着。エンブレムやサプライヤーロゴなどゴールドで彩るスタイリッシュなデザインは、レプリカユニも密かな人気を誇った。

2003-04 ホーム

セルティック 2003-04 Umbro ホーム ユニフォーム

セルティックが1903年のボーダーデザイン使用開始から100周年を記念したユニフォーム。グラデーションを施したボーダーが美しい。

キットデザインはクラブ創設100周年の87-89モデルを踏襲し、首周りは浅めのスタンドカラー(立ち襟)を採用。背面首元には円形の100周年記念パッチを付けている。

2014-15 アウェイ

セルティック 2014-15 Nike アウェイ ユニフォーム

スコットランドが発祥の地であるタータンチェックをデザインしたユニフォーム。クラブの初代アウェイユニに着想を得たものだった。

エンブレムに重ねるように配したゴールドのラインはケルト十字を表現。選手が着用した姿だと、このデザインの魅力が伝わりにくいのが少々残念だった。

2006-07 アウェイ

セルティック 2006-07 Nike アウェイ ユニフォーム

クラブ創設直後の1889年から1903年まで、セルティックは緑と白の“縦じま”ユニフォームを着用していた。そんな時代の名残りも言えるデザインだ。

グリーンとブラックによるクラシックで美しいストライプ柄。06-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで、中村俊輔氏が直接FKを決めた敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦が思い出される。

2005-07 ホーム

セルティック 2005-07 Nike ホーム ユニフォーム

デザインは決してトップクラスの美しさではないかもしれない。だが、06-07シーズンのチャンピオンズリーグでの鮮烈で美しい記憶が宿り続けるユニフォームである。

セルティック・パークでのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村氏が沈めたFKが決勝点となり、劇的な勝利を演出。左足の一撃がクラブを史上初となるCLノックアウトステージへ導いた。

2022-23 フォース

セルティック 2022-23 adidas フォース ユニフォーム

左胸に通常のエンブレムではなく四葉のクローバーを付け、“Origins”と名付けられた22-23シーズンのフォースユニフォーム。そのデザインはクラブのルーツを示したものだ。

【関連記事】セルティック来日!さらっと読める5つの「ユニフォーム・トリビア」

セルティックはスコットランドの名門クラブだが、そのルーツは隣国アイルランドにある。

クラブは貧困や無職に苦しむグラスゴーのアイルランド移民に食事等を提供するチャリティ目的で設立されたという。そのような背景からクラブとアイルランドのつながりは深く、このデザインも襟や袖口にアイルランド国旗カラーを配している。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

© 株式会社ファッションニュース通信社