チェルシーがカイセド獲得に向けてオファーを改善、ブライトンとの交渉も前進

[写真:Getty Images]

チェルシーがエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)の獲得に向けて、順調な話し合いができているという。

今夏の移籍市場では、FWカイ・ハヴァーツ、MFマテオ・コバチッチ、MFメイソン・マウント、DFカリドゥ・クリバリ、GKエドゥアール・メンディら選手の放出が先行しているチェルシー。一方で、フランス代表FWクリストファー・エンクンク、セネガル代表FWニコラス・ジャクソン、U-20ブラジル代表FWアンジェロと前線の選手を補強している。

攻撃陣は大きく入れ替えが見込まれる中で補強を進めているが、中盤の補強も進めたいところ。そのターゲットが、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのカイセドだ。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督もカイセドの獲得を望んでいる中、イギリス『フットボール・ロンドン』はカイセドがチェルシーと個人条件で合意したと報道。ただ、契約は何もなされていないと伝えた。

ブライトンはカイセドに対して8000万ポンド(約145億4000万円)のオファーであれば受け入れるとされる一方で、1億ポンド(約181億8000万円)が必要という見方もある。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーはオファーを改善し7000万ポンド(約127億2000万円)以上を提示することにしたとのこと。ボーナスの支払いも含めて、ブライトンの要求を飲むつもりだという。

ブライトンもチェルシーも、今夏はアメリカでのプレシーズンツアーを控えている。ただ、そこに間に合う状況ではないとのこと。可能性としては、アメリカで移籍が決まり合流するという流れもあるかもしれない。

リバプールもカイセドを狙っているという報道が出ていたが、どうやらチェルシー行きで心は決まっている様子。あとは、クラブ間の交渉も前向きに進んでいるとなっているが、どう折り合いをつけるかがポイントになりそうだ。

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