●「新たな挑戦に」
加賀屋（七尾市）は17日、同市和倉温泉の旅館「あえの風」で、スギヨ（同市）の最高級カニカマ「香り箱極（きわみ）」を使ったフルコース料理を提供した。加賀屋がカニカマ料理を提供するのは初めてで、味わった人からは「まるで本物のカニのような食感だ」などの声が聞かれた。
カニカマと能登の食材を組み合わせ、海鮮タルタルやビスクスープ、ベニエ（洋風の揚げ物）、西京漬け、すしなどが提供された。メニューを考案した佐近一彦あえの風料理長は「温めると違った香りや風味が出る。これまで使ったことがない食材で、新たな挑戦になった」と語った。
加賀屋が、地元食材を使った新しいメニューを作りたいと、カニカマ料理を提供するイベントを企画した。今後、出席者の反応などを見て、メニューに使えるかどうかを検討する。
