射水市の海王丸パークで17日、今年2回目となる展帆作業が行われ、多くの観光客らが「海の貴婦人」の優雅な姿を写真に収めた。ボランティアは今年最多となる91人が参加したが県内に熱中症警戒アラートが出されたため、29枚全てを広げる総帆展帆は見送られ、安全面を考慮して縦帆11枚のみを広げた。
ボランティアは最初に海の日を記念し、見送り人に謝意を表す帆船の最高の礼「登しょう礼」を披露。その後、約30分で縦帆を広げた。正午には汽笛も鳴らされた。展帆作業には6月に養成訓練を受けた富山国際大の学生6人も参加。3年の丸田涼雅さんは「暑くて大変だったが、貴重な経験になった。また、参加したい」と話した。
次回の展帆作業は8月20日、ボランティアの養成訓練は同26、27日に行われる。