霞ケ浦の将来像考える 高校生ミーティング 茨城・土浦で

水質調査を行う高校生ら=霞ケ浦湖上

霞ケ浦の環境を学び、将来像について考える「高校生霞ケ浦ミーティング」が17日、茨城県土浦市内で開かれた。高校生約10人が参加し、湖上研修や座学を通して、水質の現状や霞ケ浦がもたらす自然の恵みについて学んだ。

参加したのは、常総学院高、土浦三高、土浦日大高の3校。湖上研修では、船に乗って霞ケ浦の沖合まで移動し、水質調査を行った。試薬の色の変化で水質を測る「パックテスト」や水の透明度を調べる「透明度板」を使って、水の汚れ具合を確認した。

参加した土浦日大高2年、嘉代陽向さん(17)は「思ったよりも透明度が低くて悲しかった。洗剤の使う量を減らすなど、少しでも霞ケ浦の水質が良くなるよう、行動したい」と話した。座学では、水道用水供給事業やさまざまな水産物など、霞ケ浦の恩恵について学習した。

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