このボリュームでもペロリと完食!東京は『西麻布 三河屋』なら「ミックス」一択

行列必至の揚げ物定食!早く行かないと売り切れますよん

西麻布の交差点から外苑通りを青山墓地方向に少し入ったところに『三河屋』はあります。近隣のオフィスで働くサラリーマンのみならず、噂を聞きつけた客がわざわざ遠方からも訪れるというこの店は、潔く揚げ物一択のメニュー構成で勝負する定食屋です。

現在の外観からは想像できませんが、実は戦後間もない時代からこの地で店を構えている超老舗。元々は精肉店からスタートし、そのうち現在の定食屋へと業態を変更したそうです。

そんな『三河屋』だから、揚げ物となる肉の質が良く、扱いも上手。しかもボリュームたっぷりの定食が食べられるとあって、オープン時間の時間になると、あっという間に行列ができる人気ぶりです。

営業は平日の週4日間のみ、11:30から営業で売り切れ次第終了となっていますが、早い時は13:00頃には売り切れて閉店してしまうこともあるのだとか。

バグってないか?『ミックス』つまり揚げ物+揚げ物+揚げ物+揚げ物

メニューは揚げ物の定食となります。コロッケ、メンチ、ハムかつ、チキンかつ、とんかつ、海老フライ、みそかつ。メインを選ぶと自動的に定食になるスタイルです。どれにしようか迷うなぁ…という気持ちを察してか、訪れるほとんどの方が注文するというのが、この「ミックス」。看板メニューであるメンチとコロッケに、チキンカツとハムカツがおまけで付いてくるという美味しいところ取りです。

つまりメインの揚げ物2種類におまけの揚げ物2種類…ちょっと待て、バグってないか?ってくらい揚げ物の山が目の前に出てきたときのインパクトといったら!

しかし、見た目は結構なボリュームながら、それぞれの揚げ物の個性的な味わいに飽きることなく、ペロリと完食できてしまうのが『三河屋』の揚げ物の魅力。

まずはメンチ。細長い棒状のメンチカツは、鶏と豚のひき肉で作られたメンチカツ。

他ではなかなかお目にかかれないこの個性的なメンチカツは、あっさりとしながらも肉感が抜群。玉ねぎの甘さと、肉になじんだ脂の旨みがあって、一度食べたら忘れられない味なのです。これが食べたくて足を運んでいると言っても過言ではないかも。

それに対してもう一つの看板メニューであるコロッケは、小ぶりなコロコロとした丸いコロッケ。ジャガイモは潰しすぎず、ホクホクの滑らかな食感を保ったまま、ほんの少しの挽き肉が加わって食感がUP。薄い衣の香ばしさもこのコロッケの魅力です。

さらに“おまけ”としてついているのがチキンカツとハムカツ。

お店の方は“おまけ”と説明していたけれど、主役としてもそれぞれの独立メニューが存在しているだけあって、どちらも高クオリティ。

チキンカツのパサつきとは無縁のしっとりとした火入れ加減は、まるで衣の中で蒸されているかのよう。

またハムカツも少し厚みのあるハムで衣に負けない力強さ。鮮やかなピンク色のアクセントも印象的です。

食事が進んでくると、「おかわりは大丈夫ですか?」と声をかけてくれます。

ご飯やお味噌汁はおかわり自由という太っ腹。声をかけてくれることでおかわりもお願いしやすいですね。

揚げ物をバウンドさせたあとは、卓上のふりかけをかけて、ぜひ2回目のごはんも楽しんでみて下さい。

西麻布 三河屋

〒106-0031 東京都港区西麻布1丁目13−15 三河屋

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*この記事は2023年6月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:スダカエー

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