「核戦争にエスカレートする恐れ」国内外の有識者ら核軍縮議論 「ひろしまラウンドテーブル」が開会

核問題について国内外の有識者が話し合う「ひろしまラウンドテーブル」が広島市で開会しました。

ひろしまラウンドテーブルは、広島県の主催で10年前から開かれていて、今回で10回目となります。ことしの会議が「核戦争の危機を越えて」をテーマに18日から2日間の日程で開会し、湯崎知事のほか、アメリカやロシア・中国など6か国の有識者らあわせて22人が出席しました。

湯崎知事は、5月のG7広島サミットで各国首脳が核廃絶への現実的な取り組みを進めることで一致したことについて「大きな意義があった」とした上で、次のように指摘しました。

広島県 湯崎英彦 知事
「ウクライナ・台湾・北朝鮮を巡る地政学的対立は、核兵器を巡る戦争へとエスカレートする恐れがある」

会議は19日まで開かれ、核兵器の削減や将来の廃絶への提言を「議長声明」にまとめる予定です。

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