比嘉健二・著『特攻服少女と1825日』が7月13日に小学館より発売された。 「多摩のジェイソン」「ユーミンと“共演”したレディース」「レディースの次に賭けるのは老人介護」など、キャッチーな見出しに目を奪われる本作は、1980~90年代に人気を博した雑誌『ティーンズロード』の編集長だった著者の体験をまとめたノンフィクション作品。 “暴走族”について知らないはずなのに、どこか懐かしさを覚える本作は、小学館ノンフィクション大賞を受賞。当時の読者が「救われた」という伝説的雑誌の物語に、各界の著名人も、唯一無二の作品だと太鼓判を押す。“レディース”とはどんな生き方だったのか、彼女たちは今どうしているのか──。
各界の著名人が絶賛
辻村深月(小説家)
この著者でしか語り得ない当時の日々と、登場する少女たちが非常に魅力的。無視できない熱量を感じた。
星野博美(ノンフィクション作家)
一生懸命全力で怒り、楽して生きようとは露ほども思わず、落とし前は自分でつける彼女たちのまっとうさが愛おしくなった。これぞ、生きた歴史の証。多くの読者と共有したい作品だ。
白石和彌(映画監督)
出てくる少女たちがみんないい。
瀧川鯉斗(落語家)
“暴走族のルール”がここまで繊細に描かれていることに脱帽した。
ラランド ニシダ(芸人)
一時代の一瞬の熱狂の生き証人。比嘉さんが書き残したことでレディースの女たちが、令和の今に生き生きと蘇ってきた。