スイス代表GKヤン・ゾマー(34)を元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)の後釜に据えようとしているインテルだが、バイエルンはしっかりと移籍金を回収したいようだ。
元スロベニア代表MFサミル・ハンダノビッチの退団が決まったなか、守護神オナナもマンチェスター・ユナイテッド移籍が迫るインテル。シャフタール・ドネツクのウクライナ代表GKアナトリー・トルビン(21)と個人合意に達したという報道が出ているが、ゾマーを獲得しようとする動きも取り沙汰されている。
イタリアの移籍市場における著名記者のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ゾマー本人はインテル移籍にゴーサイン。あとはクラブ間の交渉次第というところのようだが、バイエルンは契約解除条項の設定金額である600万ユーロ(約9億3000万円)以下のオファーに応じないスタンスだという。
インテルの方は今週中に合意を得られないようなら、上記額を支払って獲得する姿勢とのことだが、値下げを目指して、バイエルンとの交渉に力を注ぐ模様。なお、バイエルンはドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの回復遅れから、ゾマーの残留を強く希望しているようだ。
今年1月にボルシアMGからバイエルンに2025年6月までの契約で加入したゾマー。長期離脱したノイアーに代わって公式戦25試合に出場。バイエルンの劇的なブンデスリーガ制覇に貢献した。
