モモ収穫、猛暑に負けず 金沢で初出荷

初出荷に向け収穫されるモモ=18日午前11時10分、金沢市上中町

 3連休明けの18日、石川県内は高気圧に覆われ晴れ、正午までの最高気温は七尾33.0度、金沢32.9度など厳しい暑さが続いた。金沢市上中町では強い日差しの下、モモの収穫作業が始まり、生産者が丸々育った実を丁寧にもぎ取った。

 JA金沢市桃部会の村本博さんは、早生(わせ)品種「白(はく)鳳(ほう)」の収穫に汗を流した。畑の木には枝がたわむほど実っており、村本さんは「大雨の被害もなく、日光を浴びて順調に育ってくれた」と話した。モモは午後に初出荷される。

  ●前線南下 20日大雨警戒

 金沢地方気象台によると、東北地方にかかる梅雨前線は次第に南下し、19日には前線上に低気圧が発生して北陸地方に近づく見込み。同日昼過ぎから大気の状態が不安定となり、20日にかけては雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降る所があるとして、気象台は警戒を呼び掛けた。

 19日午前6時から予想される24時間雨量は多い所で100~150ミリ。

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