三井石油開発と行政機関など 蘭越町の蒸気噴出問題で初の連絡会議

後志の蘭越町で地熱調査の掘削現場から水蒸気が噴出している問題で、きょう三井石油開発は行政機関らとの連絡会議を開きました。蘭越町で行われた連絡会議には、15団体およそ60人が参加し、三井石油開発から水蒸気の噴出抑制策や周辺環境への影響などが報告されました。先月29日から続いてる蒸気の噴出を巡っては影響が広がっています。三井石油開発によりますと、きのうまでに15人が体調不良などの健康被害を訴えているほか、噴出現場周辺では南北におよそ500メートル、東西におよそ150メートルにわたり、森林が茶色や白色に変色していることが確認されています。掘削現場で噴出している水からは、おとといの時点で、水道水質基準の2700倍となるヒ素が検出されています。長引く事態に町民は・・・。

町民「街の風評被害があるものですから」

町民「米と観光のまちだから何とか早く収束してほしい」

町民「蘭越米が風評被害がでないか(気になる)」

三井石油開発は来月下旬頃の噴出抑制を早められるようにしていきたいとしています。

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