都市対抗野球・広島勢 JR西日本 序盤にチャンス作るも… JFE西日本 大応援団を前にエース力投も…

先週、開幕した第94回都市対抗野球大会。中国地区代表として出場した広島県の2チーム、JR西日本とJFE西日本がそれぞれ初戦に臨みました。

1回戦 JR西日本(広島市) vs. パナソニック(門真市) 東京ドーム 15日

15日にまず先陣を切ったのは、2年連続出場のJR西日本。大阪代表のパナソニックと対戦しました。新型コロナに伴う人数制限がなくなり、JR西日本は、100人の応援団を含む8000人がチームを後押し。都市対抗の風物詩・華やかな応援団コンクールも復活し、ドーム全体を盛り上げます。

JRは初回、野邊がライト前ヒットで出塁すると。新庄高校出身の土居も続き、いきなり1塁・2塁のチャンスをつかみます。しかし、期待の4番・田村がダブルプレーに打ち取られ、先制することができません。

先発はドラフト候補の1人、エースの 石黒佑弥 。去年より精度が高いカートボールやスライダーでストライク先行のピッチング。2回には2者連続で三振を奪うなど、すばらしい立ち上がりを見せます。

しかし、4回、甘くなったストレートをホームランにされ、先制を許します。石黒は結局、8回途中まで投げ被安打5、7つの三振を奪いますが、3失点で降板します。

打線は、土居が唯一のマルチ安打を放ちますが、つながらず、完封負け。2年連続の初戦突破はなりませんでした。

JR西日本 0-3 パナソニック

1回戦 JFE西日本(福山市・倉敷市) vs. SUBARU(太田市) 16日

翌16日、こちらも2年連続出場のJFE西日本がSUBARUと対戦しました。先発はエースの津山。しかし初回、いきなりヒットと3ベースを浴び、先制点を許してしまいます。それ以降は5回までノーヒットと完璧に抑え、打線の援護を待ちます。

6回、2番手で登板したのは、2年目で急成長したドラフト候補の1人、筒井恒匡 。
しかし、制球が定まらず、2つのフォアボールとヒットで満塁のピンチを招くと犠牲フライで2点目を失い、無念の降板。

1万人を動員したという大応援団が鞆の浦の勇壮な太鼓とともに必死に鼓舞しますが、打線は、今季一番だったという相手投手に2安打に抑え込まれ、完封負け。JFE西日本も初戦突破はなりませんでした。

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