元オランダ代表DFのヤープ・スタム氏がマンチェスター・ユナイテッドでプレーするアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスを称賛した。
エリク・テン・ハグ監督の後を追うように、昨夏にアヤックスからユナイテッドへと移籍したマルティネス。4月に行われたヨーロッパリーグ(EL)のセビージャ戦で右足中足骨骨折の重傷を負い、一足早くシーズンを終了したものの、それまでは気迫溢れるディフェンスリーダーとしてチームを支え、公式戦45試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得やEFLカップ(カラバオカップ)制覇に大きく貢献した。
そんなマルティネスについて、かつてユナイテッドで三冠達成の偉業も成し遂げた先輩・スタム氏が言及。51歳の誕生日を迎えたばかりのレジェンドは、マルティネスの攻守両面における能力の高さを褒め称えており、そのコメントがユナイテッドの公式サイトで紹介されている。
「マルティネスはとてもよくやっていると思う。昨シーズンの初めは、リーグや対戦相手、彼らのプレーに適応する必要があったと思う」
「でも、それ以来、彼はとてもよくやっているし、オン・ザ・ボールではとても落ち着いている。中盤にいる適切なフリーマンをうまく見つけているし、パスはとてもとても良い」
「ディフェンス面では、体格はそれほど大きくないかもしれないし、そのことについてはたくさん議論されてきたが、1対1やデュエルの局面で彼はとてもクレバーだ。それに、彼はとてもうまく自分の体を使っている」
「ポジショニングも良くて、とても印象的だった。そして願わくば、ケガから戻ってきた今シーズンもこの調子を維持してほしいね。そして、彼が困っているときに助けてくれる周りの選手も当然必要だ。私が思うに、それはどのポジションのどの選手にとっても重要なことだと思う」
マルティネスは先週オスロで行われたプレシーズンマッチのリーズ・ユナイテッド戦に先発し、長期離脱から復帰。スタム氏の期待に応えるためにも、ここからコンディションを上げ、万全の状態でシーズン開幕戦に臨むことが期待される。
