【静岡東急スクエア閉館】どうなる静岡市中心街 ことしの夏は新たな施設がオープン予定

静岡市の商業施設「静岡東急スクエア」が7月17日に閉館し、セレモニーでは多くの人が拍手で見送りました。

中心街の空洞化が目立つ中、2023年の夏、新たな施設がオープンする予定です。

(静岡東急スクエア 望月秀樹支配人)

「ただいまを持ちまして、静岡東急スクエアは閉館いたします。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました」

17日の営業をもって閉館となった「静岡東急スクエア」。営業終了後、支配人の挨拶が終わると最後の幕を下ろし、多くの人がカメラを向けて見送りました。

静岡東急スクエアは2017年、前身の「SHIZUOKA109」をリニューアルする形で幅広い年齢層をターゲットにオープン。中心街のショッピングセンターとして多くの人に親しまれてきました。

(利用客)

「子ども用品を買うのに安くて、いつもお世話になっていた、すごく残念」

(利用客)

「寂しい、買い物するところがない」「ネットショッピングや、別のところに行く…」

(利用客)

「しょうがないのかなあ…変化があるものだから…」

土日は多くの人が行き交う静岡市の中心街。しかし、2021年には「静岡マルイ」が51年の歴史に幕を下ろすなど大型商業施設の閉店が相次ぎ、中心街の“空洞化”が目立っています。

(40代の男性)

「もう少し栄えていたので寂しい、自分が10代の頃は」「寂れていってしまう、もうちょっと発展してほしい」

一方で新たな参入も―

2023年の夏、「静岡マルイ」の跡地に、ホビー商品を取り扱う「駿河屋」の静岡本店が移転します。さらに、静岡マルイ跡地の隣で建設が進められている高層ビルですが、このビルは、地下1階から2階が商業施設となり、4階から13階には静岡理工科大学グループのキャンパスが入る予定です。

また、17日で閉館した「静岡東急スクエア」の後は、ビルを管理する静岡伝馬町プラザが「けやきプラザ」という新たな商業施設を8月1日にオープンする予定だということです。

商業施設の変化が街中の賑わいにどう影響を与えるのか、関心が寄せられています。

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