今夏のマーケットでリオネル・メッシとセルヒオ・ブスケツがインテル・マイアミに移籍することに。アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)にまた新たなスターがやってきた。
ということで、今回はあの「デイヴィッド・ベッカム・ルール」によってMLSにやってきた世界的なスター選手を特集しよう。
デイヴィッド・ベッカム
所属したクラブ:LAギャラクシー
MLSでプレーしたシーズン:2007~2012
レアル・マドリーから2007年にロサンゼルス・ギャラクシーに加入し驚きを与えたデイヴィッド・ベッカム。MLSにスター選手枠が広まるきっかけとなった衝撃的な取引で、アメリカのサッカーを世界中に広めてみせた。現在はインテル・マイアミのオーナー。
ティエリ・アンリ
所属したクラブ:ニューヨーク・レッドブルズ
MLSでプレーしたシーズン:2010~2014
そして2010年にアメリカへと渡ったのがティエリ・アンリだった。バルセロナで3シーズンを過ごしたあと、新しいチャレンジを求めてニューヨーク・レッドブルズと契約した。またオフシーズンに古巣アーセナルへと復帰し、2ヶ月間だけプレーしたことでも有名。
カカ
所属したクラブ:オーランド・シティ
MLSでプレーしたシーズン:2014~2017
ACミランで世界の頂点を極めたブラジル代表MFカカ。その後レアル・マドリーで順風満帆にはいかず、ミランへと復帰してから2年後、契約を解除してアメリカへと渡った。MLSに新規参入したオーランド・シティに加入し、2017年に現役引退するまでプレーしている。
ダビド・ビジャ
所属したクラブ:ニューヨーク・シティ
MLSでプレーしたシーズン:2014~2018
ヴィッセル神戸で古橋亨梧に大きな影響を与えたダビド・ビジャ。日本に来る前に所属していたのがニューヨーク・シティだった。2015年春からMLSに参加するクラブだったため、2014年夏にアトレティコ・マドリーを退団してから半年はグループ内のチームであるメルボルン・シティに貸し出されていたという珍しいエピソードも。
ディディエ・ドログバ
所属したクラブ:モントリオール・インパクト
MLSでプレーしたシーズン:2015~2016
チェルシーのレジェンドであるディディエ・ドログバがアメリカへ渡ったのが2015年。カナダから越境参加しているモントリオール・インパクトに加入し、なんと初先発でハットトリックを決めたMLS初の選手になった。そして2017年に退団した後は独立リーグのフェニックス・ライジングに加入し、株式も取得してオーナーになった。
アンドレア・ピルロ
所属したクラブ:ニューヨーク・シティ
MLSでプレーしたシーズン:2015~2017
ミランとユヴェントスで一時代を築いた稀代のプレーメーカー。その圧倒的な精度のロングパス、右足から繰り出される素晴らしいフリーキックで数多くのタイトルを導いている。2015年にミランを退団した後にニューヨーク・シティへと移籍することを決め、2年半に渡ってアメリカでプレーした。
スティーヴン・ジェラード
所属したクラブ:LAギャラクシー
MLSでプレーしたシーズン:2015~2016
リヴァプール一筋に長くプレーしてきたレジェンドであったが、2015年にMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍すると発表された。そして2シーズンに渡って所属し、2016年には11アシストを記録するなど活躍。そのまま現役引退し、指導者に転身している。
フランク・ランパード
所属したクラブ:ニューヨーク・シティ
MLSでプレーしたシーズン:2015~2016
チェルシーの中盤を長年支配した名センターハーフのランパード。2014年夏もニューヨーク・シティへと移籍すると発表されたが、クラブは2015年春にMLSへ新規参入する予定だった。それまでの半年はライバルであるマンチェスター・シティに所属することになり、さらにその活躍からアメリカに渡るのが半年延期されるというウルトラCもあった。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
所属したクラブ:LAギャラクシー
MLSでプレーしたシーズン:2018~2019
マンチェスター・ユナイテッドで右膝前十字靱帯を損傷する大怪我を負ってしまったイブラヒモヴィッチ。2018年に契約を解除してアメリカへと渡り、キャリアの最後を過ごすと思いきや…圧倒的な得点力を見せて大活躍。その後代理人だった故ミーノ・ライオラの勧めでミランへと復帰している。
ウェイン・ルーニー
所属したクラブ:DCユナイテッド
MLSでプレーしたシーズン:2018~2019
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ズラタン・イブラヒモヴィッチから遅れること3ヶ月、エヴァートンからDCユナイテッドへと移籍したルーニー。初年度からベストイレブンに選ばれるなど活躍したが、1年後にダービー・カウンティから選手兼監督でのオファーを受けてイングランドへ帰国した。