石川県加賀市の「月うさぎの里」にクマ侵入、見つからず ウサギと触れ合える観光施設、けが人なし

 7月19日午前8時35分ごろ、石川県加賀市永井町の観光施設「月うさぎの里」にクマ1頭が侵入したと従業員から県警大聖寺署に通報があった。市によると、署員や市職員らが施設や敷地内を捜索したが見つからず、午後5時45分ごろに捜索を終えた。クマ自ら外に出た可能性がある。通報があったのは開店前で、従業員や周辺住民にけがはなかった。

 署によると、通報した従業員はクマの大きさを「160センチ前後」と説明。施設関係者の話では、1階と2階をつなぐ階段の踊り場でふんとみられる茶色の塊が見つかった。県警は一時、周辺の道路を通行止めとした。

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 施設は、福井県あわら市との県境から直線で東に約2キロ。土産物を購入できる売店や飲食店などが入り、ウサギと触れ合えるスペースもある。

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