G7水戸デザイン 内田汐音さんが制作 水府提灯をイメージ

G7内務・安全担当相会合のPRデザインに選ばれた内田汐音さん(左)の作品と大井川和彦知事=県庁

12月に水戸市で開かれるG7内務・安全担当相会合をPRするデザインが19日決まり、発表された。作品は同市の専門学校生、内田汐音さん(20)=茨城県土浦市=が制作。会合が目指す安心安全を連想できるよう、社会を見守る明かりをイメージし、県伝統工芸品「水府提灯(ちょうちん)」をメインに梅や水戸芸術館のタワーを描いた。ポスターやチラシ、横断幕などに活用される。

内田さんは水戸市の文化デザイナー学院の3年生。日頃利用するJR水戸駅北口に並ぶ提灯から着想し、約1カ月かけて制作した。

デザインは、県や市、経済団体などでつくる推進協議会が会合をPRするため、同校に制作を依頼。学生28人の作品から選ばれた。

内田さんらは同日、県庁に大井川和彦知事を訪ね、デザインを紹介。大井川知事は「水戸を象徴するものが取り込まれ、インパクトがある」と話した。

内田さんは「ポスターがG7に来る外国人や地元の人にとって、水戸の良さを知るきっかけになってほしい」と語った。

水戸会合は、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に伴い、12月8~10日の3日間の日程で開かれる。

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