特殊詐欺被害防止を目指す「だまされんちゃ! 富山県民総決起大会」は19日、県警本部で開かれた。県警や県内自治体など関係機関の代表者ら約60人が、被害の実態や手口などの情報を共有し、防犯意識を高めた。
高島秀之県警生活安全部長が県内で特殊詐欺被害が多発している状況を説明し「さまざまな機会を通して県民に手口を伝え、気を付けるよう呼び掛ける必要がある」と述べた。
県警が被害防止啓発用に作成した、オレオレ詐欺や還付金詐欺などの手口を漫画で伝える冊子が披露された。冊子には、今年被害が多発しているパソコン上の相談窓口を装い金銭をだまし取る「サポート詐欺」も新たに盛り込まれた。
富山市大沢野地区や高岡市二塚地区などの6団体が、街頭啓発などの活動内容を報告した。