手作り小物や野菜いかが 支援学校の生徒販売 京丹波の道の駅

そろいのエプロンを身に着け、丁寧に接客する生徒たち(京都府京丹波町曽根・道の駅「京丹波味夢の里」)

 京都府南丹市八木町の丹波支援学校高等部による販売実習が、同府京丹波町曽根の道の駅「京丹波味夢の里」であった。生徒たちが手作りした小物や野菜を並べ、訪れた人たちに心を込めて接客した。

 商品作りから販売までを経験することで、コミュニケーション力や働くことの楽しさを学ぶ機会にしようと、同校が年に数回、丹波地域を中心に実施している。7日の実習では、高等部の生徒25人がそろいのエプロンを着て店頭に立った。

 特設の販売スペースには、授業の中で手作りした和紙の便箋や陶器の一輪挿し、ナスやキュウリといった夏野菜など、多彩な品物を用意。生徒たちは「いらっしゃいませ」「何かお探しですか」などと元気に声をかけ、客からの質問にも丁寧に答えていた。

 生徒の一人は(16)は「花瓶や小物入れを作った。お客さんから褒められたり、お礼を言われたりするとうれしい」と笑顔を見せていた。

© 株式会社京都新聞社