茨城県の大井川和彦知事と県民の対話集会「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」が19日、同県大子町大子のシェアオフィス「daigo front」で開かれた。地元商店街の商店主や高梨哲彦町長らと、まちの活性化などを探りながら意見を交わした。
参加したのは商店街の商店主ら有志でつくる「らっしゃい・でぇご隊」(小崎武広隊長)の隊員10人。大井川知事は同隊員の案内を受けながらJR水郡線大子駅前の商店街を巡り、昭和の雰囲気の漂う街並みや歴史ある建物をリノベーションしたカフェや雑貨店などを見学した。
集会では、小崎隊長が各店の商品を100円で販売する「百円商店街」や、レトロ感を出したマップ作成、各店舗の魅力を発信する「大子デパートプロジェクト」など、多彩な取り組みを紹介した。県外から移住した隊員からは「地元に支えられ運営できている」と、移住しやすい環境を指摘する声も上がった。
大井川知事は「まちの雰囲気が統一されたコンセプトで展開されており、可能性を感じる」と、今後の誘客に期待した。小崎隊長は「隊員の思いを丁寧に聞いていただけた。引き続き大子の魅力発信に努めたい」と話した。